Linux From Scratchを勉強する記録です。
はしがき
このようなカスタムメイドの Linux システムを作り出せば、独自の仕様や要求を満たすことができるのはもちろんですが、さらにはプログラマーやシステム管理者の Linux 知識を引き伸ばす絶好の機会となります。 壮大なこの意欲こそが Linux From Scratch プロジェクト誕生の理由です。
皆さんご自身のシステムを構築するために必要となる基礎的な手順を提供します。 本書が示すのは正常動作するシステム作りのための雛形となる手順ですので、皆さんが望んでいる形を作り出すために手順を変えていくことは自由です。
対象読者
本プロジェクトを提供する最大の理由は Linux システムがどのようにして動作しているのか、これを学ぶためのお手伝いをすることです。
とりあえず、自分が求めているものがここにあるだろうことがわかった。
LFS が対象とする CPU アーキテクチャー
LFS が対象としている CPU アーキテクチャーは AMD/インテル x86 CPU (32ビット) と x86_64 CPU (64ビット) です。 Power PC や ARM については、本書の手順を多少修正することで動作することが確認されています。
補足
CPUに関してはほとんど知識がなかったので、少し調べてみた。
x86_64とARMの違いについては、以下の記事が参考になった。
ARMとx86/x64 (Intel, AMD) のCPU、アーキテクチャの違い、シェア、性能比較、アーキテクチャ、エンディアン | urashita.com 浦下.com (ウラシタドットコム)
PowerPCに関しては、Wikiを参考にした。元々はAIM連合によって設計されたようだが、現在ではAppleは参画してないようだ。
LFS と各種標準
LFSが従う標準は、以下の3つ。
- POSIX.1-2008
- Filesystem Hierarchy Standard (FHS) Version 3.0
- Linux Standard Base (LSB) Version 5.0 (2015)
このうち、LSBはさらに4つの標準に分解される
- Core
- Desktop
- Runtime Languages
- Imaging
この標準に関しては、分量が増えそうなので、次のノートで書こうと思う。