AnDeriensのブログ

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2月22日

乃木坂46が9周年を迎え、10年目の年になる。 ぼく自身も4年前の同じ頃に就職のために上京してきたこともあって、5年分の差はあるものの、なんとなく自分が頑張るための指針というか、「彼女たちも頑張っているんだから自分も頑張ろう」みたいなぼんやりとした共感を感じている。

乃木坂を知り始めたのもちょうど4年ほど前からだった。やはり当時と今ではぜんぜん状況も変わっている。当時は橋本奈々未が卒業する頃で、まだ一期生が今の倍くらい?はいた頃だったし、3期生も入るか入らないかくらいの頃だったと記憶している。

いまや、「乃木坂といえば」の看板を背負っていた白石麻衣生駒里奈西野七瀬も卒業し、また新しく時代を作っていくために3期生4期生といったより若いメンバーが出番の機会を増やすようになってきている。 乃木坂46の話題を上げると、ほとんど「白石麻衣なら知ってる」と言われ、好きなメンバーに斎藤飛鳥や西野七瀬の名前をあげると「あー知ってる知ってる」となることが多い。だから彼女たちの影響力の強さは実体験として知っているし、彼女たちが抜けた穴の大きさもまた身に染みてわかる(と思っている)。

とはいえ、中心メンバーだけが乃木坂の看板を背負っているわけではない。卒業後も、それぞれの仕方で個人としてしっかりとポジションを築いていっている。最近はとくに中田花奈の麻雀プロと雀荘運営の夢が実現しそうな雰囲気があり、毎週YouTubeをチェックしては感心している。

実際彼女たちの口から「乃木坂の看板を背負っている」「私が頑張ることで乃木坂の知名度も上がりグループに貢献できる」と言った言葉が聞けることもある。乃木坂のなかで頑張ることは自分のためにもグループのためにもなるのは直接的で当たり前なことだが、それと同じことが個人での活動にも言える。 乃木坂の知名度が上がることと乃木坂に所属する個人が活躍することが符合しているということに彼女たちが自覚的になって、努力をしていっているということは本当に素晴らしい循環を生んでいると思う。

そうやって一期生を中心にして築かれてきたブランドを、崩さないように頑張らなければならない3期生や4期生もまた、別のプレッシャーがあるという側面は、さいきんよく見えるようになってきたように思う。

とはいえ、そういう新しいプレッシャーやそのなかで彼女たちが出した答えそれ自体が面白い。これまで築き上げられてきた乃木坂の看板が持つポテンシャルと、彼女たち自身のポテンシャルとがぶつかるところに起こる何かが面白い。それは、過去の乃木坂をそのまま守ろうとするだけでは到達しないだろう。

なんか偉そうな物言いになってしまってる気がするけど、そういった、過去と現在と未来のあいだに起こる摩擦は、たぶん自分の社会人人生の中でも生じてくるだろうし、きっと自分も何年かしたら同じような苦悩を抱えることになるだろうと予想している。

まだまだこれからも彼女たちを応援しつつ、自分の社会人人生も登っていけるようにがんばりたい。